無印良品直江津の「食堂」ってどんなところ? 税込み300円のラーメンも

新潟県上越市西本町3の直江津ショッピングセンター2階にオープンした生活雑貨「無印良品 直江津」。約7000アイテムの商品をそろえた世界最大級の店舗の一角に「なおえつ良品食堂」がある。手頃な価格で地元産食材を取り入れたカレーや定食、ラーメンなどを提供しており、このほど税込み300円のラーメン2種も新登場した。世代を問わずに楽しめる人気のメニューを紹介する。メニューはここから確認できる(一部、販売終了した夏期限定メニューあり)。

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上越の食の魅力を発信

「無印良品 直江津」では、地域の“くらしの真ん中”になることをテーマに、上越地域の良いものや魅力を紹介する仕掛けを盛り込んでおり、食堂でも多くのメニューに地元産の食材を使用している。また、妙高市栗原2の「とん汁の店たちばな」が監修する豚汁や、上越市春日山町1の「ソンニャーレ」のジェラートを扱うなど、地元店の味も紹介している。

基本はセルフサービス

フードコートとなっている食堂では、券売機で購入した食券を、カレーの「咖」、麺類の「麺」、定食の「膳」、どんぶりの「丼」、ジェラートやジュースの「果」と、ジャンルごとに分かれている五つのブースに持って行き、料理を受け取る。座席は160席あるが、現在は新型コロナウイルス対策で100席前後に減らしている。

「丼」「膳」「麺」などと、料理を提供するブースが分かれている
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開店後初の新メニュー

今月14日、2種類のラーメンが新たに登場。高校生以下限定の「当たりつき麺」と、「ほぼ70歳以上限定」(同社)の「ほっこりラーメン」で、いずれも税込み300円。どちらもしょうゆベースのスープに上越市南本町3の石倉製麺の中華麺1人前が入っている。食券購入時に年齢確認の質問に答える必要があるが、同社では「65歳くらいの方にも食べていただきたい」と話している。

高校生以下限定の「当たりつき麺」
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「ほぼ70歳以上限定」(同社)の「ほっこりラーメン」
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「当たりつき麺」には、肉のような食感の大豆ミートを甘辛く味付けしたものとネギ、「ほっこりラーメン」には、ごま油で和えたワカメと白ごまがのっており、スープは同じでも風味は異なる。

「当たりつき麺」は、どんぶりの底面外側に「あたり」と書かれていた場合、食堂で販売されているジェラートのスモールサイズ1カップがサービスとなる。味は好きなものを選べる。

当たった場合は、店員から食券に「あたり」と書いてもらい、ジェラートを販売する「果」のブースに持って行く
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食堂の島村侑里マネージャーは、「日中はご高齢のお客様が多いので、毎日来やすい価格にした。学生さんには、学校帰りに立ち寄ってもらうきっかけになれば」と話している。

「なおえつ良品食堂」の人気メニューは?

7月20日のオープンから1か月が経ち、連日家族連れなど大人から子どもまで多くの人に利用されている「なおえつ良品食堂」。

無印良品の人気商品であるレトルトカレーと、新潟県産米を合わせたカレーライスなどがそろう「咖」では、「バターチキンカレー」(税込み600円)が人気。3種のトマトを使った酸味と甘味が引き立つルウには、柔らかい鶏肉が入っている。

まろやかな味わいの「バターチキンカレー」
20200825-iOS の画像 (4)

「麺」の人気メニューは「とん汁ラーメン」(同600円)。豚肉、玉ねぎ、豆腐が入るたちばなの豚汁と、ラーメン用のみそとだしを合わせたスープに、中華麺がマッチする。

濃厚なスープがたまらない…「とん汁ラーメン」
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「果」では、季節の食材を使ったジェラートはもちろん、「クリームソーダ」(同550円)も人気が高い。無印良品の合成着色料不使用の淡いメロン色が特徴のメロンソーダに、ソンニャーレで人気の牛乳ジェラートがのっている。

優しいグリーンが逆に?映える「クリームソーダ」
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生活に根ざした食堂に

島村マネージャーは今後の展望について、「お客様にアンケートを取ってメニュー展開を考えたり、いずれは地元企業に出店してもらい協業していきたい。皆さんにとって『ここがないと物足りない』と思ってもらえるような場所にしていけたら」と語った。

食堂は飲食の持ち込みが可能で、勉強など飲食以外の利用もできるが、現在は新型コロナウイルス対策のため、混雑時は90分以内での利用を呼び掛けている。

営業時間は午前11時から午後8時まで。午後7時30分ラストオーダー。新型コロナ対策のため、平日のみ午後2時30分から同5時までは「果」の店のみの営業とするほか、土日祝日は混雑時に入場制限をする場合がある。

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