海洋&高田農業の高校生考案駅弁「新潟いただきマス寿司」完成 製造はホテルハイマート

新潟県立海洋高校のサーモンと同高田農業高校のコメを使い、両校で共同考案した駅弁「新潟いただきマス寿司」が2026年1月から販売されている。駅弁で知られる直江津駅前の「ホテルハイマート」が製造を担当しており、このほど同ホテルで報道陣を対象とした完成お披露目会が開かれた。

新潟いただきマス寿司

駅弁開発は新潟の特産品作りを目的に、文科省のマイスター・ハイスクール普及促進事業の取り組みとして行われた。佐渡で養殖された銀鮭で、海洋高が加工した「佐渡荒海サーモン」、高田農業高が栽培した「コシヒカリ」を使った押し寿司で、4種の副菜が入る。高校側がハイマートに製造協力を依頼し、両者で意見交換や試作を重ね、約半年間かけて完成させた。

メインとなるサーモンは、しっとりとした食感と、まろやかな酸味が特長。すべて生徒が手切りし、酸味付けには魚沼地域の雪室から発見された「乳酸菌ウオヌマ株」を使用した。コメは国際水準GAP認証米で、生徒たちが丹精込めて育てた。

ハイマートで開かれたお披露目会

副菜は生徒たちの意見で決定した卵焼き、カキノモトの酢の物、シイタケの煮物、甘酢ショウガの4種。生徒たちと打ち合わせを重ねてきたハイマート弁当部の有水九三男料理長(75)は「完成まで半年かかったが、大変良い出来。高校生のいろんな発想や感覚がとても勉強になった」と振り返った。

商品の掛け紙も生徒たちが作成した。大きな口を開け、サケとイネを持った女の子のイラストが描かれ、ポップでかわいらしい印象に仕上がっている。生徒たちは完成品を「まろやかな酸味に仕上がったサーモンは、予想以上の美味しさ」「新たな新潟県の特産品を目指し、今後も宣伝していく」などとコメントした。

ハイマートの山崎邦夫会長(77)は「サーモンは味もよく、愛情を込めてスライスされている。コメもうまい。高校生が一生懸命作ったので、ぜひ(高校生と)同世代の人たちにも食べてもらいたい」と話している。

ハイマート1階の駅弁ドライブスルーなどで販売

1個1600円。ハイマート1階の駅弁ドライブスルー、上越妙高駅内の「駅弁山﨑屋」で購入可能だが、予約が確実。予約、問い合わせは025‐543‐3151