新潟県妙高市関川の市テレワーク研修交流施設内に2022年7月、地産地消や健康にこだわったメニューを提供する「NAGOMI CAFE(ナゴミカフェ)」がオープンした。上越地域ではめずらしい台湾の国民的スイーツ「豆花(トウファ)」や、妙高戸隠連山国立公園の自然の中でほっと一息つけるフルーツハーブティーが人気を集めている。
仕事の息抜きに訪れる施設利用者や、観光客、地元住民に妙高の大自然を感じながら心と体を癒やしてもらおうと、施設1階のコミュニティースペース内に併設。「ととのう、妙高山麓」をコンセプトに、空間デザインにこだわった店内で、地元産や無添加の食材を使ったフードとドリンクを提供する。
人気メニューの豆花は、ゼリー状に固めた豆乳の上に、フルーツなどをトッピングするスイーツで、同店によると、定番メニューとして販売する店は上越地域で初めてだという。同施設を運営する一般社団法人「妙高ツーリズムマネジメント」の台湾人スタッフからレシピを習い、本場の味を再現した。
大豆の濃厚な風味を感じるゼリーには地元の「馬場豆腐店」の豆乳を使用し、マンゴーとタピオカ、サツマイモとタロイモの団子「芋圓(ユーユェン)」、程よい甘さの自家製黒蜜をトッピング。暑い夏にもさっぱりと味わえ、さまざまな食感も楽しい一品だ。価格は600円で、一日の販売数がなくなり次第終了。
ドリンクのおすすめは、ハーブのほか、ドライフルーツやドライフラワーなど約10種類をブレンドしたフルーツハーブティー(600円)で、季節限定も含め6種がそろう。無添加、ノンカフェインで誰でも安心して味わえる。
このほかフードメニューには「かんずり」を練り込んだ麺の「ネバネバサラダうどん」(1200円)、地元産野菜を使った「野菜ゴロゴロあったかポトフ」(1000円)もある。それぞれ妙高産の米を使用した塩むすびと野草茶がセットになる。
同法人の曽根原郷さん(28)は「周りの自然と洗練された雰囲気の内観、体に優しいメニューで心も体も整えてもらえれば。気軽に訪れてほしい」と話している。
時間は午前11時から午後5時まで。イートインのみで、今後テイクアウトも検討するという。定休日は年末年始のみ。
・インスタグラム https://www.instagram.com/nagomicafe_myoko/