“桜”にちなみ24店がオリジナルメニュー 高田城址公園観桜会に合わせ新企画

新潟県上越市の春の一大イベント「第99回高田城址公園観桜会」(2024年3月29日〜4月14日)の開催に合わせ、上越食品衛生協会高田支部(倉本欣也支部長)の加盟各店が桜にちなんだオリジナルメニューを考案した。会期に合わせて各店舗で提供したり、みやげとして販売したりする。提供は観桜会会期と同じ。

高田城址公園観桜会に合わせて各店が考案した「さくらメニュー」の一例

同支部は飲食や販売に関して衛生向上を図ることを目的としており、会員数は600店にのぼる。これまでは観桜会開催に合わせ、クーポン付きマップを作成するなどしてきたが、今回は桜にちなんだメニューを考案・提供することで、観桜会来場者から各店舗に足を運んでもらおうと、初めて企画された。

さくらメニュー参加店舗は飲食店17店、みやげ店7店の計24店。桜の葉や花を使った和菓子やカステラ、カクテル、桜色のあんをかけた天津飯、桜の塩漬け入りサラダなどを使ったサンドイッチボックスなど、桜シーズンならではの多彩なメニューがそろった。

このうち、「竹内泰祥堂」(本町4)は「桜焼菓子詰め合わせ」(580円)を販売する。桜の花や葉を使ったどら焼きやパイ、カステラの3種がセットになり、包装も桜をイメージした。「居酒屋喰酔」(仲町3)では今が旬の「桜鯛の刺し身」(800円)を提供する。

倉本支部長(77)が店主を務める「スナック・バー マリーナ」(仲町3)は桜の花びらを浮かべた「さくらカクテル」(900円)を提供する。日本酒「〆張鶴」と桜リキュール、ライムジュースで作る倉本支部長のオリジナルで、「桜の花びらで華やかなイメージにした。ライムを入れることでさっぱりとした味わいになり、日本酒が苦手な人にもおすすめ」。今回の企画を「さくらメニューが観桜会の盛り上げの一助になれば。各店がいろいろなアイデアを出した。観桜会会場だけではなく、飲食、みやげの購入で高田のまちに寄っていただけたら」と話していた。

スナック・バー マリーナで提供される「さくらカクテル」

提供店、メニューが掲載されたちらしはえちごトキめき鉄道の各駅、高田地区のホテルや旅館などに設置している。問い合わせは同支部事務局の上越商工会議所025‐525‐1185