金箔入り紅白かまぼこ「金の夢」で合格祈願! 魚住かまぼこが受験生を応援

本格的な受験シーズンを迎え、新潟県上越市春日新田5の「口福の店 魚住かまぼこ店」は2023年2月、受験に勝利し夢をかなえてほしいと、神社で合格祈願をした“金箔(きんぱく)”を表面に散らしたかまぼこ「合格祈願 金の夢」を開発した。紅白に金箔という豪華なミニかまぼこで、受験生にエールを送る。販売は2月15日から。

魚住かまぼこの「合格祈願 金の夢」

同店は、コロナ禍でイベント出店や観光客の来店が減り厳しい状況が続く中、「おいしくて楽しい」新商品開発に力を入れている。

同店のかまぼこ作りは県内唯一となる石臼練りと一晩熟成で、時間をかけて製造しているのが特徴。金の夢はスケソウダラとイトヨリのすり身を使っている。金箔は金沢から取り寄せ、勝率の高さから戦国最強とも言われる郷土の戦国武将、上杉謙信をまつる春日山神社で合格祈願をした。直径約3cm、高さ約2cmの円柱形に成形した後、竹製のピンセットで一つ一つ手作業で金箔を散らすため、同店の通常のかまぼこに比べ約2倍の時間がかかっている。

田村博店主は「おめでたい紅白で、赤の丸が三つ、白の丸が三つで合計六重丸に加え、金箔でインパクトもある」と語る。1個約20gで、受験勉強で小腹が空いた時などに食べると、集中力を高める効果があるとされるタンパク質を手軽に摂取できるという。

販売開始前に14日に開かれた地元住民らを招いた試食会では、「歯ごたえがあっておいしい」「国家試験を控えているのであやかりたい」「金メダルのイメージで子どものスポーツの大会前などにも食べさせたい」などの声が上がっていた。

一袋6個入りで810円。問い合わせは同店025-543-2438