かんずりやみそ使用の「妙高発酵スイーツ」登場 シガレットクッキーや琥珀糖など

新潟県妙高市の発酵食文化にちなんだ商品で、地域の魅力を発信しようと開発された「妙高発酵スイーツ」が2022年10月、発売された。同市特産の香辛調味料「かんずり」を使用したシガレットクッキーなど菓子4種の詰め合わせで、手土産やプレゼントにぴったりだ。

かんずりなど妙高産発酵食品を使用した「妙高発酵スイーツ」

一般社団法人「妙高ツーリズムマネジメント」の企画で、昨年発売した「妙高発酵ジェラート」に続く第2弾。土産としてより手軽に持ち運べるようにと、地元の菓子店「やまきん」(同市田口)が4か月ほど試作を重ね、「かんずりシガレット」「味噌ガレット」「コーヒー琥珀(こはく)糖」「玄米甘ざけケーキ」の4種を完成させた。

サクサク食感のシガレットは、かんずりを練り込んだクッキー生地を薄く伸ばして焼き、ホワイトチョコを包んで筒状に丸めた。辛味はなく、かんずりの味わいがほのかに感じられる。厚焼きクッキーのガレットには、県産大豆と妙高産米などで作る太田醸造(同市諏訪町2)の「毘沙門越後みそ」を使用し、しっとりとしたコクのある味わいとなった。

シガレットクッキーや琥珀糖など4種を詰め合わせる(妙高ツーリズムマネジメント提供)

琥珀糖には、市内で4店舗を運営する「MYOKO COFFEE」が焙煎したグアテマラ産オリジナルブレンドを使用。コーヒーの風味を生かし、外はシャリっと、中はぷるんとした食感が楽しめる。妙高産コシヒカリの一等米の玄米などで作った鮎正宗酒造(同市猿橋)の甘酒を生地に入れたケーキは、自然な甘みと風味が特徴だ。

同法人の曽根原郷さん(29)は「妙高市にはこういった発酵食品があると伝えられる土産として、日常的にお茶請けとしても味わってほしい。スイーツを通して、妙高に訪れてみたいと思ってもらえれば」と話している。

妙高高原観光案内所などで販売

4種6個入りで2500円。同市田口の妙高高原観光案内所とやまきん、同法人のオンラインショップで販売し、今後は市内の観光施設などにも広げていく予定。問い合わせは観光案内所0255-86-3911

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