2022妙高市長選 宮澤一照氏と城戸陽二氏が事務所開き

任期満了に伴う2022年10月30日投開票の妙高市長選挙に出馬を表明している新人で市議会議員の宮澤一照氏(56)と、同じく新人で市の前観光商工課長の城戸陽二氏(55)が8月20日、主戦場となる新井市街地に相次いで後援会事務所を開設した。

事務所開きで決意表明する宮澤氏(8月20日午前)

◇宮澤一照氏は高柳1に開設

宮澤氏の事務所は高柳1の県道沿いに開設された。事務所開きには地域政党「妙高はね馬クラブ」の会員や、出身地である旧妙高村の支持者など約30人が集まった。

はじめに後援会長の渡部道宏市議が「今本当に困っている旧妙高村から声を挙げたことは、妙高市全体の底上げになる。現政権をリニューアルし、昔からあるものを生かした市政運営が基本。彼が妙高市のトップに立った時どうなるか見てほしい」と述べた。

来賓の秋山三枝子県議は「ここから新しい妙高市が動き始める拠点になったらいいと思う。この地域の先頭に立って変革していくリーダーとしての役割を担ってほしい」とあいさつした。

事務所には旧妙高村長を努めた宮澤氏の父、英雄氏の大きな写真パネルが掲げられていた。英雄氏から長年世話になったという旧妙高高原町長の岡山紘一郎氏は「20年後に妙高市の人口が1万4000人ほどになれば、現職がやってきたことは“廃墟のまちづくり”だ。宮澤さんが掲げる公約を少しでも実行していただくよう応援していきたい」と激励した。

宮澤氏は「妙高市の人口を増やすという目標がなければ、この地域は発展しない。5万人以下の市町村でも人口を増やしているのが15以上ある。争点となる17億円かかる新図書館の建設は延期しなくてはならない。まず先にやらなくてはいけないのが子育て、医療、安心して住めるまちづくり、経済の復活である。その上で人口が増えてきたら、平屋建てでも構わないので新図書館をみんなの手で作るべきだ」と決意表明した。

最後に尾崎博副幹事長が、「がんばろうコール」の三唱をして気勢を上げた。

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◇城戸氏は朝日町1に開設

決意を表明する城戸氏(8月20日午後)

城戸氏の事務所は新井駅から近い朝日町1に開設したが、手狭なため事務所開きは朝日町町内会館で行われた。妙高市議、出身地の旧妙高高原町の後援会支部役員ら約50人が集まった。入村明市長も駆けつけ激励した。

はじめに長崎一男後援会長が「32年間、市役所の職員として培ってきたさまざまな経験による発想力や行動力は、新しい妙高市のリーダーにふさわしい。彼の人柄などをより多くの市民に知っていただけるよう力を合わせて進んでいきたい」とあいさつ。

入村明市長は「合併後、彼と一緒に仕事をしてきたが、裏表がなく、ほがらかで、大局を見る力がある。皆さんの力を結集していただき、城戸さんを中心に妙高市が微動だにしない新しい道を作って欲しい」とエールを送った。

争点の一つ、新井地区の中心市街地に建設する新図書館の是非について、来賓の佐藤栄一市議会議長は「妙高市の図書館は県内でも一番小さく貧弱。妙高市の文化度を上げるため、中心市街地の活性化のためにも、ぜひ進めてほしい」と激励した。

最後に城戸氏があいさつに立ち、「32年の行政生活の中で、自分なりにやってきたが、一公務員では限界がある。自分の手で次の時代のためにやりたいと立候補を決意した。妙高の抱える人口減少という課題に真正面から向き合って施策をしたい。32年間行政で培ったものを生かし、これまでの優れている施策を継続し、次の時代に合った形に発展させたい」と決意を表明した。

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