2026年2月8日投開票の第51回衆議院総選挙の新潟5区には、届け出順に中道改革連合前職の梅谷守氏(52)、参政党新人の高野直行氏(48)、自民党元職の高鳥修一氏(65)の3人が立候補した。3人の政策や人柄、普段の生活、趣味などを紹介する。

中道改革連合前職・梅谷守氏(52)
突然の解散総選挙に「なぜ今なのか。選挙費用があれば、物価高にフォローができた」と疑問符を投げかける。
国会議員となって4年。1年余りの2期目は地元の渇水対策やクマ対策の法案準備、病院経営問題、ガソリン税の暫定税率廃止などに取り組んだ。法制度や担当省庁の組織体制を例に「この国の雪国に対する扱いは相対的に低い」と指摘し、目指す3期目では雪国の負担軽減や雪の有効利用といった雪国振興の仕組み作りを念頭に置く。

東京都出身。中学時代はサッカー、高校時代はバスケットボール、社会人になってからはフットサルにも親しんだ。「バスケをやりたいが、飛んだり跳ねたりでけがが心配」と隙間時間や寝る前にNBAなどの動画を見ることにとどめ、「今は政治にどっぷり」。睡眠時間を確保し、午後10時頃に寝て午前5時頃には起きる「早寝早起き」が健康の秘訣だ。
音楽一家に育ち、ピアノが特技。しかし、忙しく遠ざかっているという。「毎日弾かないとダメなんです。でも言われたから、またやろうかな」と笑顔で話した。
受験シーズンと選挙が重なったことを気にかける。「だって、うるさいでしょう。街宣車がやりづらい」。共に人生をかけた戦いに臨む受験生へのエールを求めると、「『梅を咲かそう!』は冗談だけれど(笑)、緊張しそうになったら、誰のおかげでここまで来られたのか、何のために勉強しているのかと気持ちを整え直してほしい。そうすればゾーンに入って絶大な力が発揮できる」と言葉を贈った。
そして「自分もたまにゾーンに入って集中し、一気に行ける」と力強く話した。
参政党新人・高野直行氏(48)
国政へは初挑戦となる。昨年、無所属で糸魚川市議選に立候補し、落選。子育てや教育などの課題について参政党の理念に共鳴し、同年8月に入党した。現在は党政治塾2期生として研鑽を積む。10月の上越市議補選では即戦力として候補者陣営の中核を担った。
社会人の長男を筆頭に、大学生と高校生の息子3人を育てる。子供たちの幼少期、先天性疾患を抱える息子の看病に妻がつきっきりになり、家事全般をこなし、家庭を支えた。「経済的、時間的、精神的にゆとりがなかった」と振り返り、「楽しく楽な子育て」を理想に掲げる。
PTA役員に長年携わり、教育現場の生の声も聞いてきた。今回の戦いは「子供の教育環境」「子育て環境」「若者の生活環境」の3点を重点に、改善を強く訴える。

座右の銘は「継続は力なり」。子供が通う小学校では5年間にわたり、可能な限り自主的にあいさつ運動を続けた。継続することで児童たちからも声を掛けられようになった。性格は自他ともに認める「ど真面目」。ダンス、サッカー、バレーボールなど、子供たちの習い事にも積極的に関わり、「一緒に笑って育ってきた」と笑顔を見せる。
愛知県生まれ。幼い頃、親の仕事の都合で当時の名立町(現上越市名立区)へ転居。高校は糸魚川商工高(現糸魚川白嶺高)に進学し、陸上部の長距離種目で汗を流した。21歳での結婚を機に糸魚川市での生活をスタート。これまでは建設業や製造業などの職を経験してきた。冷蔵庫の中にある材料から献立を決めて調理もこなす。ラーメンには目がなく、食べ歩きが好き。人との対話を大切にし、妻や仲間との会話を通して自分の気持ちも整える。
自民党元職・高鳥修一氏(65)
当選5回。農林水産副大臣、厚生労働大臣政務官などを経験した。
政治資金収支報告書の不記載問題で逆風の前回選は、一騎打ちの小選挙区で敗れ、党から比例重複も認められず、議席を失った。この間「『政権与党の議員がいなくなり地元の予算が減った』という声に、やむにやまれぬ思い」と議席奪還を目指す。
高市政権が掲げる積極財政の基、公共事業やエネルギー開発、先端医療、コンテンツ産業などへの投資を訴える。

高市首相とは2021年、初めて総裁選に挑んだ際に最初に相談を受けたという親密な間柄で、「何でも話ができる」。当選同期が閣僚として活躍している状況に「もどかしさを感じている」と、側近として国政への返り咲きに思いを強める。
一方で連立を組んでいた公明党の離脱や、参政党の候補者擁立など厳しい戦況。「大きなハンデになるが、退路のない戦い。進むしかない」と前を見る。
政治の原点は障害のある息子の誕生で、福祉分野にはライフワークとして関わる。自身の性格を「卑怯なことが嫌い」と分析。「小学生の時は弱虫で、強いものに憧れがあった」と長年、空手や合気道などの武道で鍛錬を積む。ギターや篠笛にも親しみ、ステージで披露することも。
ブルース・リーを見て中学時代に始めたヌンチャクも腕前には自信があり、昨年SNSに投稿した動画は17万回近く再生され「クマと戦ってくれというコメントがものすごく来た」。健康維持には15年ほど続ける太極拳のほか、昨年からヨガを取り入れた。妻の教えで一緒に行い、「静かな動きと呼吸の中でリラックスできる」と心身を癒す。
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