かまぼこがチップスに変身 魚住かまぼこ店 「魚かまチップス」発売

新潟県上越市春日新田5の「口福の店 魚住かまぼこ店」(田村博店主)は2022年6月3日、かまぼこを手軽なお菓子に仕上げた「魚かまチップス」を発売した。サクッと軽く、かむほどに魚のうま味が口いっぱいに広がる一品で、同店は「おやつにも酒のつまみにもぴったり」と話している。

魚のすり身を薄くのばして揚げた「魚かまチップス」

同店では、コロナ禍でイベント出店や観光客の来店が減り、厳しい状況が続く中、「買いたくなるかまぼこ」を目指し新商品開発に力を入れている。

今回はかまぼこを手軽な菓子にしたいと田村店主が発案。開発を担当した統括工場長の小峰浩さんによると、かまぼこを乾燥させたり電子レンジで加熱したりと約2年間試行錯誤を重ねた末、薄くのばした魚のすり身を米油で揚げる製法にたどり着いたという。「魚本来のうま味を生かすため塩と砂糖のシンプルな味付けにし、添加物をなるべく入れないようこだわった」と語る。

発売前に開かれた地元住民らを招いた試食会では、「よくかむとかまぼこの味がする」「形が四角だけでなく魚の形などもあると目も楽しい」などの声が上がっていた。

田村店主は「動物性たんぱく質も含まれ、手軽においしく栄養も取れる。子供からお年寄りまでどなたにも食べてもらえたら」と話している。

1袋30g入り486円。同店で販売しているほか、同店オンラインショップや道の駅などでも販売する予定。問い合わせは同店025-543-2438

魚住かまぼこ店