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◇回顧2015◇ 上越タウンジャーナル記者トーク(3)

3年前

今年1年を振り返る記者トークの3回目(最終回)。前日からの続きです。(記事中で色の変わった文字をクリックすると、その記事が別ウインドウで開きます)

江口 今年はいつにも増して上越市職員の不祥事が目立った。2か月余りの間に3人が酒気帯び運転、脅迫、恐喝未遂で、このうち2人が懲戒免職となった。

川村 ネットの掲示板に爆破予告したり、「私はプロの盗撮カメラマン」という手紙を知人女性に送っての恐喝未遂というのは、今までにはなかった内容のものだ。村山市長が職員への訓示で「何かが欠落している」と言ったが、そうとしか言いようのない内容だ。

掲示板(画像は一部加工しています)

江口 ネット掲示板への爆破予告については、書き込みを見付けた友人から、警察に通報しようという相談があり知った。爆破予告時刻に現場に取材に行ったら、当該町内の出入り口に当たる道路にパトカーが待機していて、写真を撮っていたら警察官が出てきて職務質問を受けた。ちょうどかぜを引いていてマスクをしていたので相当に怪しく見えたらしい(笑)。

川村 知人女性から金を脅し取ろうとした「プロの盗撮カメラマン」は、実際には写真などは撮っていなかったようで、逆に被害者の女性に慰謝料100万円を支払っている。懲戒免職になり裁判所から懲役2年、執行猶予4年の判決を受けていている。

江口 爆破予告の職員も懲戒免職で、判決は懲役10月、執行猶予3年。酒気帯び運転の職員は、停職5か月なので今月から職場復帰しているはずだ。

川村 職場のストレスが強いのだろうか、同じ公務員では、9月に県上越地域振興局の職員が庁舎から飛び降りて死亡した。痛ましい限りだ。

江口 6月にはオーストラリア国籍の男(29)がおのを振り回す事件があった。信号無視などをして警察車両に衝突するなど暴走を繰り返した挙句、上越市大潟区で車から降りておのを振り回し、警察官から威嚇の発砲を受け逮捕された。

警察に逮捕された犯人(写真・読者提供、信越線渋柿踏切近く)

川村 県内での警察官による発砲事案は7年ぶりということで、現場は大潟の工場団地の一角。一歩間違えば凄惨な事件になりかねない。

江口 このオーストラリア国籍の男と同姓同名の男性が10年前(2005年)、19歳のときオースラリアの100年以上の歴史のある教会への放火容疑で逮捕されたという記事が、オーストラリアのいくつかのニュースサイトに掲載されていた。年齢も同じで、姓名の綴りも同じ。写真を見ると面持ちも似ていたため、オーストラリア大使館に確認したが結局はっきりした情報は得られず、記事になっていない。

川村 オーストラリアのニュースによれば、この男性は殺人や教会への放火を繰返したノルウェーの有名なブラックメタルバンドに心酔していて、この時の放火についても「後悔は弱さの現れだ」と当初は全く反省の色を見せなかったと報じられている。はっきりしたことは分からなかったが。

江口 「闇のキャンディーズ」壇宿六こと新潟日報上越支社報道部長のツイッターでの暴言問題も世間を騒がせた。

上越支社報道部長のツイッター

川村 「クソ馬鹿ハゲ野郎」「こいつを自殺させるのが、当面の希望」などなどツイッターの匿名アカウントを使ってさまざまな人に暴言を浴びせていて、これが報道部長かと目を疑った。

江口 弁護士への暴言だけでなく、他にも多くの人に対して言いたい放題で、結局、部長職は解任された。

川村 紙面では、客観的な事実を述べた記事を掲載してはいるものの、社として一人称で述べる「社告」はなかった。記事では取締役経営管理本部長のおわびコメントを掲載した一方で、有料会員制の懇話会「新潟日報政経懇話会」などの会員には社長名でのお詫びの手紙を直接送るという対応は疑問だ。

江口 最後は犯罪や不祥事ばかりになってしまったが、来年はこういうことの少ない年になってほしいと思う。

(おわり)

https://www.joetsutj.com/articles/65069147 2015年もあとわずか。今年も「上越タウンジャーナル」をご愛読いただき、どうもありがとうございました。今年1年間、なんとか毎日、記事をアップしてきた記者2人が、新潟県上越地域で起きたいろいろなニュースを振り返り、エピソードを交えながらトークを繰り広げます。今日はその第1回です。…