「何かが欠落」 相次ぐ職員の不祥事で村山上越市長が異例の訓示

職員による不祥事が相次いで発生したことを受け2015年10月5日、新潟県上越市の村山秀幸市長は副課長以上の管理職270人を議場に集め、綱紀保持の徹底などを約12分間にわたり訓示した。職員の不祥事で市長が訓示するのは、2005年の平成の大合併以降、初めて。

村山上越市長の訓示(動画・約12分)

同市では、6月に男性主任が酒気帯び運転で自損事故を起こし停職処分、8月には脅迫容疑で男性主事が逮捕され懲戒免職になった。9月には恐喝未遂容疑で男性主任が逮捕されており、短期間に不祥事が3件発生する異常事態となっている。

村山市長は訓示で「不祥事の根絶に向け、全職員に綱紀保持の徹底を再三にわたり促したさなかに発生し、大変悔しく残念」と心情を述べ、不祥事が発生したのは「一人の社会人として、組織として、当たり前のことができておらず、何かが欠落している」ことが原因で、「組織として小さな予兆を見逃さず、未然にその芽を摘み取ることを積み重ねていくことが必要」と話した。また「管理監督の怠慢、職員同士の無関心、コミュニケーションの不足などが、倫理観や道徳観を低下させ、不祥事を発生させやすい土壌につながっていく」と警鐘を鳴らした。

最後に「公務の内外を問わず、我々は365日、24時間、公務員という立場にあることを常に自覚しながら、私生活においても市民から疑いを持たれるような行為を慎んでほしい」と強く呼び掛けた。

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