移動式雑貨屋「クレイジーチッパカンパニー」 高田の朝市やイベントに出店中

赤を基調としたポップなデザインの軽ワゴン車で上越市内の朝市や店舗、イベント会場をめぐり、オリジナル雑貨を販売する「移動式雑貨屋 クレイジーチッパカンパニー」が2021年5月にオープンした。オーナーがデザインしたイラストデザインのTシャツやマスク、エコバッグなど多彩なグッズが販売され、若い世代を中心に注目を集めそうだ。

高田の朝市などで出店している「移動式雑貨屋 クレイジーチッパカンパニー」
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代表を務めるのは上越市生まれの田中千春さん(30)。雑貨店を地元上越で開くため、上京後10年の節目で地元にUターン。出店にはクラウドファンディングを活用し、寄付を募った。50万円の目標金額には届かなかったものの、25人から支援金22万8000円が集まった。田中さんは「ありがたかった。応援してくださる方たちが励みになった」。

学生時代の夢は雑貨店を開き、自身がデザインした商品を販売すること。高校卒業後は上京し、専門学校でデザインを学んだ後、就職したデザイン会社では、パッケージやファンシーグッズのデザインなどを担当。実践的制作スキルを身に付けた。その後は有名雑貨店で勤務し、商品の発注や在庫管理、店頭ディスプレイ、季節ごとのプロモーション、接客などを学んだという。

オリジナルデザインの子供服も販売中
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移動販売車は軽ワゴンの中古を購入し、赤色とクリーム色で塗装した。出店する高田の朝市やイベント会場に移動し、荷室にオリジナル商品を並べて販売するスタイル。子供から大人までのサイズがそろうTシャツ(2800円〜)、トートバッグ(1800円〜)、マスク(1300円)、アクリルキーホルダー(600円)、ステッカー(200円)、グラス(1800円)、ライター(200円)など、現在はオリジナル商品15種以上を販売。新潟の名産品を全面に出したユニークなデザインの商品や自身をモチーフにしたデザインのキャラクター雑貨などが並び、手に取る楽しさ、ワクワクする気持ちになるような商品ラインナップだ。二・七の市、四・九の市は朝市限定エコバッグ(600円)も販売し、幅広い世代で人気となった。

新潟をピーアールするトートバッグ
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アクリルキーホルダー(右)は600円
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必需品のマスクも多彩なデザインで販売
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子供から大人までのサイズが揃うTシャツ
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店の知名度アップのため、SNSでその日の出店場所や商品紹介など、情報発信を続ける。田中さんは今後も商品数を増やし、地元の店などとコラボ企画などにも挑戦したいという。「(新型コロナウイルスが)落ち着いたら、全国を回って新潟、上越の良さを広めたい。自分の作ったグッズを通して地元を盛り上げることができれば」と目を輝かせている。

高田の朝市のほか、6月の土曜、日曜は春日新田1の「まいどや」でも出店中。

ひときわ目立つ販売車両
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出店や新商品などの情報はinstagram、Facebook、Twitterの「クレイジーチッパカンパニー」で検索。