清里区の「ビュー京ヶ岳」土日祝日限定でカフェ営業開始

新潟県上越市清里区青柳の坊ヶ池湖畔に立つ市民交流施設「ビュー京ヶ岳」で2021年5月、土日曜と祝日限定でカフェの営業が始まった。標高約500mから高田平野や日本海、坊ヶ池を見渡す座席で、旬の食材を使ったメニューや特産品のスイーツを味わえる。

天候に恵まれると高田平野から日本海や佐渡まで見渡せる
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同施設は元々、日帰り入浴や宿泊ができる市営施設「山荘京ヶ岳」だったが、2017年度から昨年度までNPO法人「清里まちづくり振興会」が運営を担い、名称も変更。会席料理の提供を中心に行っていたが、本年度は地元の農家らでつくる「櫛池農業振興会」が運営を引き継いだ。

新型コロナウイルスの影響で会食利用が減少していたことから、今年4月に着任した地域おこし協力隊の高木桂さん(39)がカフェ営業を提案。高木さんを中心に、スタッフとして働く地元住民らでアイデアを出し合いながらメニューや座席配置などを決めて店作りを進め、5月15日にオープンした。

清里スイーツの「清豆たると」と厳選コーヒー
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メニューは、季節で変わる旬食材を使った清里産米のおにぎり(2個入り350円)とみそ汁(200円)、清里の青豆を使ったスイーツ「清豆たると」(330円)と、コーヒーやビールなど。現在は山菜おにぎりとタケノコ汁を提供中で、ほかにも地元特産品や市内パン店のパンも販売する。

座席は高田平野を一望する北側の窓際に並ぶほか、南側の坊ヶ池を望む部屋にも設けており、趣の異なる絶景を楽しめる。

坊ヶ池が眼前に広がる座席も
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青柳在住のスタッフの女性(57)は「地元の人も来ていたお風呂があった頃のように、また気軽に集まれる場所になれば」。高木さんは「地元の方にも外の方にも楽しんでもらえるメニューにした。地域を盛り上げる拠点として、施設の良さを今のニーズに合わせて使っていきたい」と話し、イベントや貸館も行っていくという。

カフェ営業は11月6日までの土日曜、祝日の午前10時から午後3時まで。貸館など問い合わせは櫛池農業振興会 025-528-7131

ビュー京ヶ岳
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ビュー京ヶ岳