新潟県妙高市特産の香辛調味料「かんずり」を使った米菓が2021年12月、新潟市に本社がある「三幸製菓」と「亀田製菓」から相次いで全国発売された。いずれも期間限定商品で、現在はコンビニのみで販売されている。
12月7日に三幸製菓から発売された「大辛 新潟仕込み かんずり味」は、一口サイズの薄焼きせんべい。「大辛」の名に恥じない辛さだが、ユズの香りも豊かで、うまみたっぷり。
1袋30g入りのミニサイズ。108円。コンビニ限定で期間限定販売している。
12月13日に亀田製菓から発売された堅焼きせんべい「技のこだ割り とうがらし味」は、濃厚なしょうゆだれに、かんずりのほのかな辛さとユズの香りが溶け込んでいる。
1袋40g入りのミニサイズ。130円前後。期間限定でコンビニ先行発売した。
かんずりの製造元「かんずり」(妙高市西条)の東條昭人社長は「大手企業からかんずりを味や風味付けに使っていただき、全国発売されることをとてもうれしく思う。新潟の味として、これからも多くの方々の期待に応えられるかんずりを作り続けていきたい」と話している。
かんずりは、塩漬けのトウガラシを雪にさらしてアクを抜き、ユズや糀を混ぜて長期間熟成発酵させた香辛調味料。鍋物、ラーメン、みそ汁などに入れるなど、幅広い用途に使われている。
◇有限会社かんずり公式サイト
https://kanzuri.com/