【動画】上越市の関川を遡る津波動画公開 河口から上流約5kmまで到達と判明 高田河川国道事務所

国交省高田河川国道事務所は2024年1月4日、能登半島地震で発生した津波が新潟県上越市の関川の河口を遡上(そじょう)する動画を公開した。白波を立ててすさまじい勢いで川を遡る津波の様子が映っている。同事務所の調査では、津波は関川を約5km遡上していたことが分かった。

動画は同事務所が河川管理用に関川左岸に設置している監視カメラが記録した。1日午後4時10分に最大震度5強を観測した約25分後の同4時35分頃、河口から約200mと600m付近の2か所のカメラが撮影した。

河口から600m付近の保倉川合流点の動画では、津波が港町1付近の右岸の堤防に激しくぶつかり、水しぶきを上げながら堤防を超える様子も確認できる。

また同事務所は津波発生後、津波によって流されたごみや枯れ葉など、堤防内の痕跡を調査。関川では約5km遡り、春日山橋上流付近まで、保倉川では約1.6km遡上し佐内橋上流付近まで津波が押し寄せたことが確認できたという。