「元日の地震教訓に昇り竜」 被災地上越市の中川市長が年頭訓示

官公庁や企業の仕事始めとなった2024年1月4日、新潟県上越市の中川幹太市長は職員を前に年頭訓示を行った。市内にも大きな被害をもたらした1日の能登半島地震に言及し「地震を教訓として、一致団結して竜のように登っていく」などと述べた。

幹部職員に年頭訓示する中川市長

防災服に身を包んだ中川市長は、地震で被災した市民に対して「まずは市役所に相談してほしい」と呼びかけ、職員に対しては「現場の状況に合わせて素早く生活者目線で対応してください」と指示した。

中川市長は市議会本会議場で幹部職員76人に訓示し、その様子は13区の総合事務所にもオンラインで配信された

また、今年のえとにちなんで、「上杉謙信公も『越後の龍』。元日からこういう災害が起きたのは今年にとって一つの教訓」と切り出し、「何があっても立ち上がり、時代の難関を乗り越え、上に昇る気持ちを持っていかねばならない。一致団結して竜のように登っていくように行政運営に向かっていきたい」などと訓示した。