新潟県上越市の高田本町商店街にあるイレブンプラザ（本町4）の広場に2022年12月3日、「手作りピザ」のキッチンカーがお目見えした。3月下旬まで、もちもちとした食感の生地の手作りピザを販売している。
キッチンカー「もぐら屋」は、イレブンプラザ内の手打ち讃岐うどん店「鶴越」店主の小川隆治さん（61）が、冬の閑散期対策として2019年から始めた。スキー場や朝市、イベント会場などでホットドッグやうどんなどを販売していたが、今年3月から本格的なピザ販売をスタートした。
うどんを打つ以外にも、ゆでたうどんを練り込んでパンを焼くなど小麦粉の扱いに慣れていることや、狭いキッチンカーの車内では水を大量に使用するうどんの調理は難しく、試行錯誤の上、ピザに落ち着いた。うどん店貸し切りの宴会営業で、うどん以外の料理を提供してきたことも役立った。
自慢のピザ生地は、うどん店で使っている香川県産のうどん用小麦「さぬきの夢」と強力粉をブレンド。もちもちとした食感で、「生地が耳までおいしい」と好評だ。キッチンカー内に設置されたコンパクトなガスのピザ焼き器で、5分程度で焼き上げる。広場内にはテーブルや椅子もあり、その場で食べることもできるが、季節柄ほとんどがテイクアウトという。
おすすめは自家製ベーコンとチーズの相性がいい「自家製ベーコンピザ」（約25cm前後、1400円）。このほか自家製サラダチキンをトッピングした「キノコ＆サラダチキン」（1400円）、ビールに合う「オリーブ＆ハラペーニョ」（1100円）など。追加トッピングも可能。自家製トマトソース、キノコ、オリーブ、ハチミツのいずれか1種類を選ぶピザ（各1000円）もある。
小川さんは「手作りの材料でていねいに作ったピザを、手頃な値段で提供しています。もちもちとした食感を一度お試しください」と話している。
営業は木曜〜月曜の午前11時30分〜午後2時30分、午後4時〜同8時（不定休あり）。予約や問い合わせは070-9043-1947（調理中は出られない時もある）。
