国宝の太刀購入費用含む新年度予算案を賛成多数で可決 上越市議会

上越市議会は2017年3月24日、3月定例会最終日の本会議で戦国武将上杉謙信の愛刀で国宝の太刀の購入費用約3億2000万円を含む新年度予算案などを賛成多数で可決した。定数32のうち、共産(4人)が予算案に反対したが、残りの4会派の全員が賛成した。

太刀の購入については、共産の平良木哲也議員が「市民生活が厳しい中高額な支出」と反対討論。このほかの会派は「またとないビッグチャンス」(公明の山田忠晴議員)、「上越市の歴史と文化を証明し、後世に誇りを継承してくれる」(みらい・石田裕一議員)、「購入資金はできるだけ募金・寄付が望ましい」(新政の草間敏幸議員)などとそれぞれ賛成した。

市では新年度に太刀を購入するが、今後も官民一体で昨年10月から行っている募金活動を続け、寄付も受け付ける。

関連記事

[