新潟県上越市は2025年9月4日、前日の3日の大雨による被害状況を発表した。午前11時現在で浸水などの建物被害は57件、道路や農地への被害は123件。いずれも直江津地区が中心で、このほか被害程度を調査中の建物浸水被害が約500件確認されている。
建物被害57件は住家、非住家、公共施設で確認されており、床上浸水が7件、床下浸水が47件、雨漏りなどが3件だった。このほか町内会長らへの聞き取りで認知した約500件の浸水被害は順次、被害状況を調査している。
市道では冠水が28件、損壊が3件、法面崩壊が6件、土砂流出が17件があった。農地などのあぜや法面の崩落など33件、林道の路肩崩落など14件、住宅敷地内への土砂流入や停電などのその他被害22件も確認された。
また直江津駅構内の冠水により列車の運転を見合わせていたえちごトキめき鉄道は、設備点検が終了し安全が確認されたとして、4日昼頃から運転を再開した。