新潟県上越市北方の岩の原葡萄園は2025年9月27日に「岩の原ワイン 収穫祭2025」を開催する。今年はイベント内容をコロナ禍前に戻し、ワイン用ブドウの収穫体験のほか、工場見学ツアー、地元グルメと岩の原ワインのペアリングなどを実施する。
親子で楽しめる収穫祭
秋の実りに感謝する同園恒例のイベント。当日は、たわわに実った「マスカット・ベーリーA」の収穫など、同日のみでしか体験できない企画がそろっており、家族で一緒に楽しめる。イベントの詳細はこちら。
《イベント内容》
- ワイン原料のブドウ収穫体験(要予約)
- 料金:小学生以上 1人1100円
- 定員:2部制 各40人
- お土産付き(マスカット・ベーリーA)
- 予約ページ
- ペアリングランチ付き収穫体験(要予約)
- 収穫体験と同園レストランのランチを楽しむ
- 料金:1人8800円
- お土産付き(マスカット・ベーリーA)
- 予約ページ
- 工場見学ツアー(要予約)
- 普段入れない醸造棟を見学。タンクで発酵中の原酒もテイスティング
- 料金:1人2200円
- 定員:2部制 各10人
- 予約ページ
- 地元店飲食ブース出店
- 最大144人が入れるテントを用意。4店舗が出店(和食、エスニック、ベーカリーを予定)。ワインに合う料理を提供
- ワインテイスティングチケット:1000円
- 「CAPTAIN STAG」グッズ展示
- 新潟のアウトドアメーカーが、アウトドアでワインを楽しむイメージでグッズを展示。会場は園内の見晴らし台で、風景を眺めながらワインも楽しめる
イベント開催時間は午前9時30分〜午後3時。雨天決行。高田駅ー岩の原葡萄園間でシャトルバスも各1便運行する。イベントの詳細、駐車場などはこちら。
- 高田駅発:午前9時45分(頸城自動車高田駅前案内所)
- 岩の原葡萄園発:午後3時
- 乗車料金:片道1人500円
「日本のワインぶどうの父」が作った葡萄園
同園は、1890年(明治23年)に創業者の川上善兵衛が自宅の庭園に葡萄園を作ったのが始まり。上越の気候風土に適したブドウを求めて品種改良に挑み、1万311回の品種交雑を行ったのち「マスカット・ベーリーA」をはじめとする22品種を世に送り出した。
これらの品種は現在全国各地で栽培され、日本ワインの主力品種となっているという。善兵衛は「日本のワインぶどうの父」と呼ばれ、これらのブドウをもとに作られたワインは多くの愛好家によって飲まれている。
園内には明治期に造られた樽熟成庫の石蔵、冬に積もった雪を貯蔵して石蔵に活用する雪室、川上善兵衛記念館、ワインショップやレストランなどがある。
岩の原葡萄園