新幹線の新駅名 2案並列でJR東日本に要望

2015年春の北陸新幹線開業に向けて上越市や妙高市など官民でつくる「新幹線まちづくり推進上越広域連携会議」(会長・田中弘邦上越商議所会頭)は2012年5月29日、新潟県上越市にできる新駅の駅名案として同会で決めた「上越」「上越妙高」という2つの案をJR東日本に要望した。田中会長と村山秀幸上越市長、入村明妙高市長らが、新潟市の同社新潟支社を訪れ、要望書を提出した。

駅名についての要望書を提出してJR東日本新潟支社から出てくる村山上越市長、入村妙高市長、田中会長(左から)(2012年5月29日正午ごろ撮影)
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新駅の駅名については連携会議の駅名等検討部会で上越を第1案、上越妙高を第2案と順位を付けた結論をまとめていたが、4月の総会で田中会長の提案により一転、2案並列とすることが決まった。

要望書提出はJR側の要請により非公開で行われた。要望の後、同社新潟支社の前で取材に応じた田中会長によると、高木言芳・新潟支社長が要望書を受け取り応対したという。田中会長は「JRとしては十分いろいろな角度から検討して考えたいと言っていたので、あとは結論を待ちたい」と話した。

駅名の決定は開業の概ね2年前とされている。

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