上越市大町通りに古民家改修の日本料理店 惜しまれつつ閉店の「樹翠」が今夏オープンへCF

惜しまれつつ閉店した新潟県上越市の日本料理店「和の食 樹翠」が、同市の大町通りで古民家を改装した新店を今夏、オープンさせる。歴史ある町家で地元食材を使った料理を提供し、同市の魅力を発信しようと、2026年2月からクラウドファンディングで支援を募っている。

大町通りに新店をオープンさせる樹翠の佐藤さん(右)と近藤さん(樹翠提供)

福岡県出身の料理人、佐藤翔さん(36)と、上越市出身の女将、近藤百夏さん(27)で切り盛りする。東京の老舗料亭で修業し、県内コンテストでの受賞経験もある佐藤さんが提供する繊細な料理などが好評だったが、さまざまな事情でやむを得ず、2024年4月に約4年間営業した店を閉めた。

能生産香箱蟹(同)

この間、出張料理や料理教室などを行いながら、新天地での新店オープンも考えてきたが、常連らからの惜しむ声を受けて、市内で店の再建を決意。食と一緒に上越市の歴史や文化を感じてもらおうと、雁木通りの築100年以上の町家を活用する。

改修予定の築100年以上の町家(同)

店内は味わいのあるはりや柱には手を加えず、庭を眺められるカウンター7席を設ける。メインは完全予約制のディナーだが、イベント的にカジュアルなランチやバー営業のほか、大町通りの朝市に合わせたモーニング営業も行い、まちのにぎわいにもつなげたい考えだ。6月中旬に工事完了、6月下旬から8月上旬のオープンを目指している。

カウンター席完成イメージ(同)

佐藤さんは「地元食材を使った料理で上越市を発信し、古民家の活用で通り全体も活性化させたい」と話している。

目標金額は800万円で、民家の改修や厨房設備、造園費などに充てられる。期間は4月22日まで。

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