上越地域のまちおこしに向けて一体となって活動することを目的に、同地域のブラック、レッド、ホワイトの3つの焼きそばを提供する各団体が2012年1月31日、新潟県上越市藤野新田の上越観光物産センターに集結し、互いに連携する同盟を結んだ。3者は5月に糸魚川市で行われるイベントに集まり、各焼きそばを提供する。
集まったのは「糸魚川ブラック焼きそば」を提供する糸魚川市の糸魚川うまいもん会、上越市からは「謙信公 義の塩ホワイト焼きそば」の推進委員会、妙高市からは「赤倉温泉 レッド焼きそば」を提供する赤倉温泉観光協会の3者。
3者は2011年12月下旬に糸魚川市に集結した際、2015年の北陸新幹線開業を視野に入れ、上越地域の観光振興と地域活性化を目的に3者が同盟を結ぶことを確認した。
同盟は「上越三色同麺(盟)」と名付けれられ、この日は調印式ならぬ「調麺式」を行った。3者は同盟の締結書にサインし「共に助け合い、上越地域を盛り上げる」「互いの地域の活動に協力する」「越後・上越の力で世界制覇を目指す」などの五か条を読み上げた。
3者は5月13日にJR糸魚川駅前で初の合同イベントを開催し、3色の焼きそばが勢ぞろいする。その後は年1回のペースで妙高や上越に会場を移して合同イベントを開催するという。
「謙信公 義の塩ホワイト焼きそば推進委員会」の田中義明委員長は「同盟を契機に、地元の人や市外の人にも覚えてもらえるように活動していきたい」と話した。