妙高市の赤倉温泉観光協会(村上久会長)は7月18日、高原野菜の赤色を取り入れたB級グルメ、「レッド焼きそば」を、同温泉内のレストランや旅館、ホテルのメニューに登場させる。これで糸魚川市のブラック、上越市のホワイト、そして妙高市のレッドと、3色の焼きそばがそろったことになる。
同協会では4年前から「レッドホットキャンペーン」を行っており、「赤倉」の「赤」にこだわったキャンペーンに取り組んできた。特産品のかんずりやトマトを生かした赤い色のメニューも登場した。
レッド焼きそばは、これまでの取り組みを生かし、大人気のB級グルメを取り入れて開発した。メンバーが5月中旬から試食会などを行い、具体化を進めてきた。トマトケチャップを使うとナポリタンになってしまうため、トマトやパプリカなど高原野菜のパウダーを使って色を表現し、和風だしをからめた。
見かけは辛そうだが、唐辛子を使っていないので辛くない。基本のレシピはあるが、店によっては辛くすることも自由で、トッピングは何を使っても良い。めんは米粉を配合し、もちもちした食感を活かす。
荻野光貴副会長は「客が昼間に温泉街を歩くようなにぎわいを取り戻したい。地元の方も昼にふらっと来て食べて帰るようになるといい。食べた方には温泉や土産の割引券を配布するなど、次のマーケットに誘導したい」と話す。
ランチメニューが中心だが、ホテルや旅館が夕食メニューに取り入れることも可能。6月中に参加店を取りまとめるが、「当初は10店ほど参加する見込み」という。
食べ歩きができるよう、分量が半分の「ハーフ」も取り入れる。