シーズン前になおえつ海水浴場で放射性物質調査

海水浴シーズンを前に新潟県は2011年6月17日、上越市のなおえつ海水浴場など県内3か所の海水浴場で放射性物質と放射線量を測定調査した。いずれの場所でも、放射性物質は検出されず、放射線量も通常の値だった。

浜茶屋の建設が進む上越市のなおえつ海水浴場
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なおえつ海水浴場のほか、村上市の笹川流れ、柏崎市の東の輪で測定した。

水深1~1.5m場所の海水を採取し、放射性物質を調べた結果、ヨウ素131、セシウム134、セシウム137のいずれも検出されなかった。

また砂浜の空間放射線量率調査も実施した。各海水浴場で地表から10cm、50cm、100cmの場所でそれぞれ5か所で測定し平均値を出した。結果は次の表の通りで、通常と同じレベルだった。

  高さ10cm 高さ50cm 高さ100cm
村上市笹川流れ 0.064 0.062 0.066
柏崎市東の輪 0.046 0.042 0.044
上越市なおえつ 0.052 0.048 0.050

*単位はマイクロシーベルト/時

この日午後5時のモニタリングポストの数値は、上越市が毎時0.043マイクロシーベルト、柏崎市が毎時0.041マイクロシーベルト。