特別天然記念物コウノトリが上越市に飛来

国の特別天然記念物に指定されているコウノトリ1羽が2011年9月9日、上越市の和田地区で目撃された。個体識別用の足環(わ)を付けており、兵庫県立コウノトリの郷公園によると、2009年6月に巣立った2歳の雌。

見付けたのは同市南本町2の金井きよしさん(67)。9月9日午前9時30分ごろ、外出途中で見付け、持っていたカメラに姿を収めた。「まさか上越でコウノトリが見られるとは思わなかった。びっくりした」と話している。

コウノトリの人工飼育や放鳥に取り組んでいる兵庫県立コウノトリの郷公園によると、現在全国で45羽が野外で生活しているのが確認されている。今回目撃されたのはそのうちの1羽で、今年8月には青森県弘前市で確認されている。

同公園では見付けてもあまり近づかず、150mほど離れた場所から見るよう呼びかけている。

写真はいずれも金井さん撮影↓
コウノトリ


コウノトリ2