新潟県上越市石橋2のガソリンスタンドで2026年2月から、廃食用油などを原料とするバイオ燃料「リニューアブルディーゼル(RD)」を軽油に40%混和した「RD40」の一般販売が始まった。ガソリンスタンドでの一般販売は国内初で、車両のCO2排出量を通常の軽油に比べ40%削減することができる。

RD40は車両の改造が必要なく、軽油と同様の取り扱いが可能な次世代の環境配慮型燃料。エネルギー商社の伊藤忠エネクス(東京都)が世界最大手のリニューアブル燃料メーカーであるフィンランドのネステ社から輸入し、大手エネルギー開発のINPEX(同)の子会社で国内の石油・天然ガス事業を行うINPEX JAPAN(同)に供給している。

同ガソリンスタンドは「INPEX」ブランド。店頭価格は通常の軽油に比べ3〜5倍となるが、脱炭素社会の実現に向け、RD40の普及拡大に取り組むINPEX JAPANなどが一般販売を決めた。専用の給油機を設置し、一般ユーザーのほか、高速道路のサービスエリア(SA)でごみ収集を行っているネクスコ・メンテナンス新潟の収集車1台が月2、3回給油する。


INPEX JAPAN供給・営業本部エネルギー営業ユニット石油・新燃料グループの井上毅マネージャーは「当社は古くから新潟で石油や天然ガスの掘削や供給を行っており、脱炭素社会の実現にどのような貢献ができるか検討してきた。軽油は物流で重要で、地元企業と対話しながら、環境に優しい軽油燃料を供給していきたい」と話した。
また敦井石油販売の石橋利市社長は「今回を皮切りに、RDを通じ上越地域をはじめ周辺自治体や企業の脱炭素実現への第一歩となれば」と期待を込めた。