上越観光コンベンション協会や市などは2010年4月25日、第85回高田城百万人観桜会の入り込み数が79万6700人と発表した。昨年まで4年連続で達成していた「100万人」は途絶えたものの、上越市は「震災の影響で減少は止むを得ないが、約80万人の入り込みは評価できるのではないか」としている。
昨年の110万8000人と比べ約30万人減。過去最高の126万7000人を記録した2年前と比べて6割ほどにとどまった。
今年の会期は4月8~24日までの17日間。東日本大震災による節電や自粛ムードから、大型バスでのツアー客が減ったことに加え、14日までの平日はぼんぼりの夜間点灯などが行われず、夜間の来場者が少なかった。
しかし、会期の後半にぼんぼりの夜間点灯が復活し、花が満開となった16~21日までの6日間に57万人以上が訪れて盛り返した。ピークは17日の日曜で、30万人以上が繰り出してにぎわった。