妙高をPRするジェラート完成  妙高高原観光案内所で販売スタート

新潟県妙高市の魅力を商品でピーアールしようと、同市の発酵食品を使った「妙高発酵ジェラート」5種がこのほど完成した。妙高高原駅隣りの妙高高原観光案内所(妙高市田口)で販売している。1個120ml、400円。

一般社団法人「妙高ツーリズムマネジメント」が「妙高発酵」をキーワードに秋頃から商品化に向け着手。上越市のジェラート店「ソンニャーレ」に製造を依頼し、試行錯誤の末、「かんずり」「みそ」「コーヒー」「野草炭」「玄米甘酒」の5種類が完成した。

販売がスタートした5種類の「妙高発酵ジェラート」
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妙高発祥の辛味調味料「かんずり」はミルクベースのジェラートの甘さの中に、ほんのりと感じる辛味の組み合わせで、意外性が話題を呼びそう。関係者は「甘さの中にピリッと感じるバランスが良く、とてもおいしい」と話す。「野草炭」は「ミヤトウ野草研究所」の野草から作った炭を贅沢に使用。見た目の黒さが特徴で、炭のシャリシャリとした食感を楽しむことができる。「玄米甘酒」は鮎正宗酒造の妙高産コシヒカリ一等米の玄米麹と玄米、妙高の湧き水で丁寧に作られた自然の甘み。このほか、太田醸造の「毘沙門越後みそ」を使った「みそ」、「MYOKO COFFEE」のグアテマラ産100%コーヒーのオリジナルブレンドを使った「コーヒー」がそろう。いずれの商品も上越市三和区の三和牛乳を使用している。

「野草炭」は「ミヤトウ野草研究所」の野草から作った炭を贅沢に使用。見た目の黒さが特徴
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妙高ツーリズムマネジメントの伊藤美香事業部長は「妙高には素晴らしい発酵食品がある。ジェラートを通して妙高の存在をもっとたくさんの方に知ってもらいたい。商品を流通させ、事業者への貢献にもつなげたい」と話している。

妙高高原観光案内所で販売中
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なお、今後は販売店舗を順次拡大し、インターネットでの販売も予定している。

妙高高原観光案内所の営業時間は午前9時から午後5時まで。