サンドイッチとコーヒーで「日常に彩りを」 上越市大町5の雁木通りに町家改修のカフェ

新潟県上越市大町5の雁木通りに2023年9月、サンドイッチがメインのカフェ「CASUAL DAYS(カジュアルデイズ)」がオープンした。町家を改修した落ち着いた雰囲気の店内で、店主の齋藤直樹さん(43)が「日常に彩りを添えたい」と作る多彩なサンドイッチやモーニングプレートを味わえる。

「日常に彩りを添えたい」と話す店主の齋藤さん

神奈川県出身の齋藤さんは、製パンの専門学校を卒業後、東京都のベーカリーカフェなどでパン職人として経験を積んだ。パン作りだけでなくコーヒーの提供も行う中で、いずれは自身のカフェを持ちたいと考え、妻の故郷である同市への移住をきっかけに開業を決心。夫妻で店を切り盛りしている。

町家を改修した奥行きのある店内

空き町家を改修した奥行きのある店内には、入口近くにカウンターとオープンキッチンを設置。カウンターで注文し、奥に進むと吹き抜けが開放的なイートインスペースが広がる。テーブル10席を設けた。

テーブル10席を設けたイートインスペース

店のメインは齋藤さんが作るのも食べるのも好きだというサンドイッチにした。自家製の卵フィリングをはさんだ「タマゴサンド」(450円)や、ベーコン、レタス、トマトの「BLTサンド」(650円)、バゲットに自家製ローストポークとチェダーチーズ、ピクルスなどを合わせたホットサンドの「キューバサンド」(650円)などをそろえた。

ベーコン、レタス、トマトの「BLTサンド」とアメリカーノ

ドリンクはフードメニューとの相性を考え、フルーティーな香りですっきりとした味わいのオリジナルブレンド豆を使ったアメリカーノ(500円)や、カフェラテ(550円)のほか、紅茶や自家製レモネードもある。

モーニング限定の「ベーコンエッグセット」。この日の総菜はカポナータ

上越地域の個人経営のカフェでは珍しく、午前8時から店を開け、モーニングにも対応する。午前10時30分まではトーストとベーコン、目玉焼き、サラダ、手作りの総菜1品がセットになった「ベーコンエッグセット」(アメリカーノ付き1100円、単品680円)やフレンチトーストなどのモーニングプレート、一部サンドイッチを提供する。

齋藤さんは「休日の朝などゆっくり過ごしたい方もいるのでは。近所の方から気楽に集まってもらえる店にしたい」と話している。

町家を改修しオープンしたカジュアルデイズ

モーニングメニュー以外はテイクアウトも可能。住所は大町5-1-16。営業時間は午前8時〜午後6時、ラストオーダーは午後5時30分。火曜定休。専用駐車場はなく、本町5のじょうえつ五番街駐車場などを利用する。