日本海を眼下にコーヒーやワッフル堪能 上越市の郷津海岸にカフェ「THE BEACH BUM」

新潟県上越市五智6の郷津海岸を走る五智居多ケ浜シーサイドライン沿いの高台に、日本海を眼下に望むカフェ「THE BEACH BUM(ザ ビーチバム)」が2023年6月末にオープンした。テラス席など全席から海が見渡せるロケーションで、手作りにこだわったフードやコーヒーをゆったりと楽しめる。

見渡す限り海のロケーションでコーヒーなど提供する「THE BEACH BUM」

オーナーは妙高市出身で同市の菓子メーカー役員の左達浩士さん(47)。長年東京都で商社勤務をしていたが、将来的にカフェなど自身の店を持ちたいという構想があり、現在のロケーションを気に入って開業を決心。妻のじゅりさんと共に帰郷し、6月25日に念願のオープンを迎えた。

五智居多ケ浜シーサイドライン沿いに立つ

店名のビーチバムはサーファーなど一日中海辺で過ごす人を表すスラングで、「ビーチを前にゆっくり過ごしてほしい」という思いが込められている。店内は左達さんが好きなビーチリゾートのカフェをイメージし、潮風が心地良いテラスと、開放的な大窓がある店内の計約35席を設けた。いずれの席も海に面しているため眺めは抜群だ。

ビーチリゾートをコンセプトにした店内。開放的な大窓から海を一望できる

潮風が心地良いテラス席

ドリンクはバリスタの左達さんが淹れるカフェラテやカプチーノなどのコーヒーをはじめ、フラッペ、フルーツジュース、タピオカドリンク、アルコールなど多彩で、幅広い世代が楽しめそうだ。ニュージーランド発祥の有名ブランドの豆や、イタリアのバリスタ大会でも使用される一流マシンを導入している。

ロングブラック(Lサイズ、528円)とランチプレートの「サーモンとポテトの重ね焼き」。この日のパンはブリオッシュ

開業に向け都内などのカフェで働き、専門スクールでパン作りを学んだじゅりさんが作るフードは、「チェーン店との差別化をしたい」と可能な限り手作りにこだわっている。ランチプレートに付くパンやピクルス、サラダのドレッシングをはじめ、フラッペに使うフルーツジュレ、パンケーキにかけるキャラメルソースまで自家製だ。

ランチはこの日、「サーモンとポテトの重ね焼き」(1480円)と「トマトの肉詰めオーブン焼き」(同)の2種だったが、メニューは1〜2週間程度で替え、「常連さんが飽きずに楽しめるよう、パンもその日の気分で食パンやブリオッシュなど形を変える」と言う。今後はエッグベネディクトやトルティーヤなども準備している。

2種のアイスとミックスベリーが乗った「ベリー&アイスワッフル」

デザートは“写真映え”間違いなしの「ベリー&アイスワッフル」(1540円)や、「キャラメルパンケーキ」(同)など注文を受けて一つ一つ焼く。テイクアウトにもぴったりのバブルワッフルのほか、海外や日本でも流行りのサークル状のクロワッサン「サークロ」も今後提供予定。

流行りのサークロやフラッペなどテイクアウトにもぴったり

左達さんは「コーヒーとこだわりのメニューでゆったりして。地元の人から愛される店にしたい」と話している。

営業は通年で、時間は午前11時から日没まで(夏季は午後7時頃、冬季は同5時頃を予定)。木、金曜定休。住所は上越市五智6-899-3。駐車場はシーサイドラインから脇道を上がり、店舗前に7台ほどのスペースがある。問い合わせは025-546-7796

THE BEACH BUM

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