2018年12月27日午前11時ころ、新潟県上越市虫生岩戸の男性(64)から、「大きい海洋生物がいる」との通報が上越海上保安署にあり、同署員などが虫生岩戸の沖約15〜20mの浅場でクジラが漂着しているのを確認した。
同署によると、クジラの大きさは海岸からの目測で約15〜20m。体表には擦り傷なども確認され、死んでいるとみられるという。荒天だったことなどから、この日の引き上げは断念した。クジラはツチクジラではないかとみられる。
市農林水産整備課によると、本年度、市内の海岸沖でクジラの漂着が確認されたのはこの日が初めてといい、「県とも相談の上、できるだけ早く引き上げたい」としている。
現場は、上越市海洋フィッシングセンター近くの虫生岩戸沖。