上越市長選: 宮越馨氏出馬せず 記者会見し表明

元上越市長の宮越馨氏(76)が2017年10月14日、上越市内で記者会見し、同市長選(10月15日告示、22日投開票)に出馬しないことを表明した=写真=

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宮越氏は、自身が考案した子供年金制度や地域経営会社制度「コミュニティーカンパニー」などを提唱し、今年6月から市内で8回のセミナーを開催。今月にはこれらの政策を記した「緊急提言」を市内全世帯に配布し、市長選出馬を模索してきた。

記者会見した宮越氏は、衆院の解散総選挙で市長選が1週間前倒しされたことから、政策の周知期間が足りなくなったとして「断腸の思いで出馬を断念した」と語った。

提言した政策については、「全国に通用するものなので、全国の自治体などから求めがあれば、制度や予算などのノウハウとともに協力したい」と話した。

現職と新人の2人が立候補を予定する上越市長選については「関与するつもりはない」と述べ、「どちらかが市長になって、わたしの政策をやりたいということであれば喜んで協力する」と話した。

今回の市長選について「政治活動の最後のビッグチャンスだった」とした一方で、「政治家は働ける間は年齢は関係ない。政治活動に終止符を打つということではない」と今後も自身の政策を中心に活動する意欲を見せた。

宮越氏が記者会見で配布した文書 20171014miyakoshi

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