風で流され岸に戻れず 直江津港沖で釣りのミニボートを救助

上越海上保安署によると2025年10月18日午前8時59分、新潟県上越市の直江津港沖でミニボートで釣りをしていた前橋市の40代男性から「機関が故障して帰れなくなった」と救助を求める118番通報があった。同署の巡視艇たつぎりが出動し、男性は救助されけがはなかった。

男性は同日午前6時頃に同市の西ヶ窪浜を出港し釣りをしていた。午前8時20分頃、風で流されていることに気付き岸に戻ろうとしたが、風と波の影響で戻れなくなった。現場は直江津港沖防波堤から約1.2kmの沖合で、たつぎりが午前10時15分にボートと接触し、男性とボートを船内に揚収して救助した。

同署によると、当時の天候は晴れ、南西の風約13m、南西の波1m、うねり0.5mで、男性は救命胴衣を着用していなかった。

現場付近