大雨のピーク過ぎる 高田公園の土塁が崩落 道路などの被害200件に

新潟県上越市に2017年7月1日から断続的に降り続いた雨はピークを越え、5日朝には河川の水位上昇は落ち着き、大雨警報(土砂災害)が解除された。一方、4日には高田公園内堀の土塁が一部崩落する被害が見つかるなど、土砂災害には依然警戒が必要。5日午後5時には市大雨災害対策本部が大雨災害警戒本部に移行した。

雨の影響で高田公園の内堀土塁の一部が崩落(7月5日午前)
20170705上越雨の被害

高田公園の内堀の土塁一部崩落は4日午前、公園管理人が発見した。場所は極楽橋東側の土手の一部。被害規模は高さが最大約3m、幅約10mにわたった。午後には職員によって立入禁止のロープが張られた。本部によると「見栄えにも配慮しながら復旧を進めたい」としている。

本部によると上越市内で確認されている被害状況は5日午前8時現在、住家の床下浸水が1件、非住家の浸水が2件、公共施設被害は5件、道路・水路等の被害は206件。のり面の崩落や土砂流出などで通行止めになった箇所は、順次復旧に向けて作業が進められている。