「ぞわぞわ」「もやもや」など怖さや気味悪さ感じる企画展 小林古径記念美術館で「これってこわい?」 9月21日まで

新潟県上越市本城町の「小林古径記念美術館」で2025年7月5日、企画展「これってこわい?」が始まった。日本画、洋画、工芸などの多彩なジャンルから「ぞわぞわ」「ゾクゾク」「モヤモヤ」といったある種の怖さ、気味悪さを感じる作品が展示されている。会期中は子供たちに美術に親しんでもらおうと、子供向けの作品鑑賞会やワークショップなども企画した。会期は9月21日まで。開館時間は午前9時〜午後5時。

上越市にゆかりのある作家作品が展示されている会場

同展では「異界へようこそ」「『こわい』の正体」を2章で紹介しているほか、小林古径の「清姫」、特別展示「目が離せない!倉石隆の銅版画」で構成。小林古径、富岡惣一郎、柴田長俊、斎藤真一、濱谷浩、岩野勇三ら、同市出身や同市にゆかりのある作家たちの計70点を飾った。

ポスターなどに使われている橋本龍美「草ん中」は同館初公開となる

企画展示室の「『こわい』の正体」では「美しさ」の中の怖さを表現した絵、個体が集まってできる集合体など、なんだか“ぞわぞわ”する作品、地震や津波、豪雪など自然の脅威を表現したもの、描かれた人物の表情や背景などから「人間の怖さ」を創作したものが展示された。吹き出しを使い、作品の中にある怖さのポイントなども掲示した。

岩野勇三の立体作品「Lament」

学芸員の伊藤舞実さん(31)は「展示室の照明を普段よりも暗くしている。暗い絵や怖い表情が描かれたものだけではなく、奇麗な作品の中にある怖さ、悲しみや孤独感、寂しさ、怒りなどもある。自分なりの“こわい”を探してみてください」と話している。

7月19日は午前10時と午後2時に、子供向けの作品鑑賞会を実施。申し込み不要で参加できる。このほか、8月2日には小学生と一般を対象に、「モダンテクニックでふしぎな絵を描こう」と銘打ったワークショップを開催。絵の具をたらしたり、吹いたりして不思議な絵を描き、最後に作品を使って万華鏡を作る。小学生は午前10時から、一般は午後2時から。料金は500円。8月23日夜は親子と一般を対象としたミュージアムナイトツアーを開催。懐中電灯を手に暗闇の展示室や小林古径邸を巡る。9月6日には同市出身の落語家、三遊亭白鳥師匠の「怪談寄席」を企画した。小学生500円、一般2000円。

小林古径記念美術館

ワークショップ、ナイトツアー、寄席は申し込みが必要。いずれも先着順で定員になり次第締め切る。申し込み開始は7月8日午前9時から。メール(kokei-koza@city.joetsu.lg.jp)のみで受け付ける。イベント名、氏名、電話番号、高校生以下は学年を記載する。

毎週月曜のほか、7月22日、9月16日は休館。7月21日、8月11〜18日、9月15日は開館する。入館料は一般510円、小中学生260円。市内の小中学生は無料。7月19日は美術館ファミリーデーとして市内在住の18歳以下と、一緒に入館する家族2人まで無料となる。

https://cdn.blog.st-hatena.com/files/4207112889963685954/6802418398501614207

https://cdn.blog.st-hatena.com/files/4207112889963685954/6802418398501614591

www.city.joetsu.niigata.jp