破産した妙高市関川の「石田館妙高ホテル」が雪の重みで倒壊

2015年1月31日午後7時20分頃、新潟県妙高市関川の「石田館妙高ホテル」の木造2階建ての旧館が屋根雪の重みで全壊した。ホテルは2013年7月に営業を停止しており、無人状態だった。

妙高ホテル倒壊S

妙高署によると、けが人はいなかった。建物は総面積が約2830平方mあり、鉄筋5階建てや3階建て、木造2階建ての建物がつながっている。倒壊したのは、大広間などがある南西側の約560平方mの建物で、最も古かった。倒壊により、建物の一部や屋根雪が隣接する幅約5mの市道の一部をふさいだが、まもなく除去された。屋根には約1.5mの積雪があった。

近くに住む男性は「すごい音がして、建物とともに雪が散乱していたので驚いた」「雪下ろしをしていないので、つぶれるのではないかと噂していた」などと話した。

同ホテルは1913年6月創業の老舗温泉旅館だったが、経営悪化のため、2013年7月に新潟地裁高田支部に破産を申請した。

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