トキめき鉄道がイベント列車のデザイン発表 日本海の魚などモチーフ

来年3月14日の北陸新幹線開業に伴い新潟県上越地方の並行在来線を運営するえちごトキめき鉄道(上越市、嶋津忠裕社長)は2014年11月11日、イベント列車のデザインを発表した。日本海と上越の花をイメージした2種類で、上越地域出身の大学生がデザインした。

「日本海ひすいライン」(直江津─市振)に導入するに新造ディーゼル車のうち2両を、花見列車やビール列車などといったイベント兼用列車にする。外観デザインは長岡造形大学に依頼し、希望する学生からデザイン案を募り、担当した土田知也教授と同社が協議して決めた。糸魚川市出身の2年生、室山春香さん(19)と上越市出身の4年生、大堀楓さん(22)のデザインが採用された。

室山さんは、日本海の海中の青色をベースにデザインした。ベニズワイガニやアンコウ、ナンバンエビなど地域を代表する魚をシルエットで描いた。大堀さんのデザインは、沿線の3市の花をツバキ(上越市)、ササユリ(糸魚川市)、シラネアオイ(妙高市)をカラフルに表現している。

日本海の海中をベースにした車両
NIHONKAI STREAM_s

上越地域3市の花をデザインした車両
3 CITIES FLOWERS_s

同社では、この2両を使って、週末を基本に季節に合わせて、花見列車、ビール列車、日本酒列車などを企画する。また団体貸切も行う。1両2時間の貸切で料金は5万5000円程度。イベント兼用列車は、普段は一般車両として日本海ひすいラインを走るが、イベントの際は「妙高はねうまライン」(直江津駅─妙高高原駅間)でも運行する。

↓えちごトキめき鉄道の公式サイト
https://www.echigo-tokimeki.co.jp/index.html