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上越市在住の宮崎克さん原作の漫画「ブラック・ジャック創作秘話」全5巻完結

6年前

新潟県上越市在住の宮崎克(まさる)さん原作によるコミック「ブラック・ジャック創作秘話~手塚治虫の仕事場から~」(秋田書店)の最終巻となる第5巻が2014年8月8日に発売になった。

ブラックジャック

マンガの神様として知られる手塚治虫の伝説を、関係者の証言を元に描いた。宝島社の「このマンガがすごい!2012」でオトコ編の1位に輝き、2013年には草なぎ剛の主演でテレビドラマ化も果たした。

連載していた週刊チャンピオンでは今年6月12日に最終回を迎えた。単行本の最終巻となった第5巻では、手塚治虫の長女るみ子と次女の千以子が登場し、クラリネットを買ってもらった話、一度だけ父が来た運動会のことなどを通じ、二人の娘から見た手塚像が浮かび上がる。“ギャグの神様”赤塚不二夫は、物理的に無理な仕事を引き受け続けた手塚の真相を激白する。そして最後は、手塚プロにアシスタントとして17年在籍した漫画家の伴俊男が、手塚の晩年やプロダクションの漫画部解散までを語っている。

宮崎さんは「ノンフィクションは基本的に売れないので、読み切り1回という期待されないスタートだったが、非常に反響が大きかった。私はノンフィクションよりミステリーが得意だが、『松田優作物語』で初めてきちんと取材し、語り手の一人称で通す形式(一人称一元描写)を確立した。『ブラックジャック…』で技術的な完成度を高め、他の作者にも広がっていった。その意義が一番大きい」と話す。

5巻で最終回になったことについては「漫画は基本的に飽きられるまで連載は続くが、ノンフィクションではそうもいかない。『これで最終回』と思って書いた話も何話かあったが、そろそろネタ切れできつくなった。最終回の評判が良くホッとしている」と話す。

漫画原作者である宮崎さんの現在の仕事は、ビッグコミックオリジナル増刊の『月(ルナ)は囁く』のほか、ノンフィクション作品としては怪奇漫画の誕生秘話である「怪奇まんが道」が連載中。来年には野球のノンフィクション連載も予定しているという。

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