ミラノ・コルティナ冬季五輪は2026年2月14日未明(日本時間)、スノーボード男子ハーフパイプの決勝が行われ、新潟県妙高市原通の国際スノーボード&スケートボード専門学校2年の山田琉聖選手(19、専門学校JWSC)が銅メダルを獲得した。同校では中継を見守った関係者ら約50人が歓喜に沸いた。

五輪初出場で、今大会男子ハーフパイプの最年少となる山田選手。回転数の多い高得点の技が主流となる中、高さと体で表現するスタイリッシュさや技のつなぎ方などで魅せる独創的なルーチンが持ち味で、12日の予選は堂々の90.25の得点で3位通過した。
決勝1本目は高難度の技をミスなくまとめ、予選を上回る92.00の高得点を叩き出した。1位で迎えた2本目は、バランスを崩して得点を伸ばせず暫定3位に。3本全て異なるルーチンで臨み、最終滑走はミスがあったものの、得意の「マックツイスト」など高さのある技を連発して、1本目と同じ92.00で銅メダルを決めた。

パブリックビューイングが行われた同校では、同級生や教員らが中継を見守った。銅メダルが確定すると、「やった」「おめでとう」と歓声を上げて万歳三唱し、喜びを爆発させた。
山田選手は北海道札幌市出身で、同校によると妙高市で有望選手を育成しようと、高校生の時からオファーしてきた。高校時代から関わりのある植木潤副校長(53)は、「入学当初から目指していた五輪の舞台で堂々と戦ってくれて感動した」と目に涙を浮かべた。

スノーボード学科担任の大友秀樹さん(41)は「高回転時代に、誰が見てもシンプルにかっこいいスタイルを見せて、ジャッジの流れを変えた」と熱く語った。同級生の森川太陽さん(20)は「普段は穏やかで、練習になるとゾーンに入る集中力がすごい。自分のスタイルを貫き通していてかっこよかった」と声を弾ませていた。
表彰台に上がった山田選手は、テレビ中継のインタビューで「(メダル獲得に)信じられない。重たい」と笑顔を見せた。「2、3本目も完璧に決めたかったけれど、結果的には良かった。これからも頑張るのでスノーボードを見てほしい」と話していた。
男子ハーフパイプには山田選手を含め4人の日本選手が出場し、戸塚優斗選手(24、ヨネックス)が金メダルを獲得した。