新潟県が設置を検討している県立武道館を上越市に誘致しようと同市など4市による誘致総決起大会が2013年11月17日、上越市のリージョンプラザ上越コンサートホールで開かれた。上越、糸魚川、妙高、十日町の4市の市長をはじめ、武道団体や経済団体の関係者ら約500人が集まり、気勢を上げた=写真=。
県立武道館をめぐっては、上越、新潟、燕、南魚沼、加茂の5市が誘致に名乗りを挙げており、県の基本構想検討会議は来月にも建設候補地を含めた検討結果を知事に報告する予定となっている。上越市への誘致に向けては上越武道連盟が中心となり、これまでも今年3月に4万3803筆の署名を集め知事に提出するなど活発な活動を行っている。同会議での検討が大詰めを迎えているタイミングで今回、4市などの主催で総決起大会を開いた。
大会では、4市長のほか、地元選出の国会議員、県議らが壇上に並んだ。主催者を代表して上越市の村山秀幸市長が、北陸新幹線開業による交通アクセスの良さや地元の戦国武将、上杉謙信以来の武の精神などを挙げて「この地はまさに建設地にふさわしいということを自信を持って宣言する」とアピール=写真=。
剣道や空手をしている地元の中高生が登壇し、「私たちの熱い気持ちが知事や検討会議に届いて、上越市に武道館を誘致してほしい」などと訴えた=写真=。
最後は全員で「えい、えい、おー」の掛け声とともに拳を突き上げ気勢を上げた。