業者の処分は「厳重注意」 くるみ園の死亡事案

上越市営の温浴施設「上越リゾートセンターくるみ家族園」(同市東中島)で前日に入浴した男性(80)が浴槽で死亡しているのを翌朝になるまで見つけることができなかった事故について上越市は2011年7月27日、指定管理者である新潟ビルサービスへの処分方針を市議会厚生委員協議会で説明した。閉館時の残留者確認を怠るなど施設管理に問題があったとして、同社に対し近く文書で厳重注意するとともに業務改善を勧告する。

市と同社の指定管理に関する協定などでは、指定管理の取消や停止という処分も可能だが、市は同社の施設管理が男性の死亡という結果を引き起こしたわけではないなどとして、取消などの厳しい処分は見送った。閉館時の残留者確認が不十分だったという点で施設管理態勢に問題があったとして、文書による厳重注意とともに業務の改善を改めて勧告する。

処分とは別に、市と同社が協議して、本来5年間ある同施設の指定管理契約の期間を、来年3月31日までの1年間に短縮する。今回の事故の社会的な影響を考慮したとしている。

議員からは「これだけのことをしておいて停止などの処分にしないのはおかしい」「指定管理者の処分の要綱を考え直す必要があるのではないか」などの意見が相次いだ。

くるみ家族園
20110426kurumi

この問題に関する上越タウンジャーナルのこれまでの記事は次の通り。
*関連記事「くるみ家族園での男性死亡で市が遺族と和解」(2011年7月1日)
*関連記事「くるみ家族園での男性死亡を市議会に報告」(2011年5月18日)
*関連記事「遺族が市を相手取り法的措置へ 浴槽で男性死亡」(2011年5月3日)
*関連記事「温浴施設での男性死亡で上越市が記者会見」(2011年4月27日)
*関連記事「市営施設の浴槽に男性遺体 上越市公表せず」(2011年4月26日)