くるみ家族園での男性死亡で市が遺族と和解

上越市営の温浴施設「上越リゾートセンターくるみ家族園」(同市東中島)で前日に入浴した男性(80)が浴槽で死亡しているのを翌朝になるまで見つけることができなかった事故で上越市は2011年7月1日、慰謝料を求めていた男性の遺族に対し解決金として150万円を支払うことで和解したと発表した。

市内に住む男性(80)が4月2日に同施設を利用し、翌3日午前7時前、浴槽に浮かんで死亡している状態で発見された。死因は心臓発作だった。遺族は、男性の遺体が翌朝まで放置されたことで精神的苦痛を受けたとして、5月に同市と指定管理者の新潟ビルサービスに対して慰謝料300万円を請求した。双方が代理人を通じて協議した結果、市と同社が連帯して今回の事故に関して150万円の支払い義務を負うという内容で和解が成立した。

今回の和解について同社から市に、同社が解決金全額を負担するとの申し出があり、市の負担はない。

くるみ家族園
20110426kurumi

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