閉店した大和上越店に今年も干支アート

今年4月に閉店した上越市本町4の大和上越店1階ショーウインドーに今年も来年の干支の絵がお目見えした。毎年年末に描いていた中郷区の陶芸家・高井進さん(72)が2010年12月27日、大和がなくなったまちを活気付けたいとの願いを込めて描いた。来年1月16日まで展示される。

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高井さんは1999年12月から毎年、この時期に大和1階のショーウインドーに次の年の干支をテーマにした作品を描いてきた。「辰」から始まり来年の卯でちょうど12年になる。

今回の作品は市立大町小学校の全児童が事前に描いたウサギの絵と高井さんの絵の合作。大きさは縦1.8m横4.5mのパネルに児童の絵を張り付け、中央付近に高井さんがウサギなどを描いた。楽しい雰囲気の作品で題名は「ピョンピョンうさぎ」。このほか高井さんが描いた勇壮な妙高山を背景に、手前に児童の絵を立てて配置した作品「ふるさと妙高山」も展示されている。

高井さんは「ウサギは元気よく飛び跳ねて転びもする。元気よく、めげずに来年を過ごしてほしい」と話した。