関川河川敷にヒツジ放牧!? 除草試験再開

国土交通省高田河川国道事務所は2010年9月29日、口蹄疫問題のため一時中断していたヤギとヒツジによる堤防除草試験を再開した。場所は上越市の今池橋下流の関川左岸。10月8日まで動物たちが河川敷の草をムシャムシャと食べて除草する。

関川河川敷に放されたヒツジとヤギ
20100929yagis


 機械による除草よりも環境に優しく、コスト縮減も期待できる除草試験として、6月に一度実施したが、宮崎県での口蹄疫まん延を受けてすぐに中止した。今回、8月27日に口蹄疫の終息宣言が出されたことから、再開した。

今回も前回同様、県立高田農業高校で飼育するヤギ3頭、ヒツジ2頭を借りた。電気柵で囲った縦30m横15mの区画に、1日6時間放牧する。草を食べつくしたら、区画を移動させていく。

また地域に親しまれる活動にしようと、保育園や小学校などの見学も受け付ける。

除草試験初日は、動物の世話をしている高田農業高校る生物資源科畜産科学コースの生徒たちも現地を訪れた。ヤギたちは慣れない環境に戸惑い、電気柵を突破して脱走するハプニングもあったが、1時間もすると落ち着いて草を食べ始めた。