秋の連休 上越にプチ派遣村 炊き出しも

失業などで住むところを失った人に食事や宿泊先を提供したり、残業代の不払い、生活の悩みなどさまざまな相談に乗る「プチ派遣村in上越」が2010年9月23~26日の秋の連休に合わせて、上越市で開かれる。主催する「にいがた青年ユニオン」によると、上越市内でも今年8月に仕事を失い車中泊して生活している人が確認されており、労働者を巡る環境は依然厳しいことから開催する。

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「にいがた青年ユニオン」は一人でも加入できる労働組合。プチ派遣村は県内では2009年5月に新潟市で開設したのに続いて2回目となる。同労組上越支部によると、上越地域には派遣労働者が働く製造業の工場が多く、「いまだに目立たないように『派遣切り』が行われている」として、2回目の開設地を上越に決めた。

年越し派遣村は、リーマンショック後の2008年の年末から翌年にかけて、役所の窓口が閉まっている間、住居がなく食事が食べられないなどの人たちを助けようと東京都千代田区の日比谷公園に開設された。今回のプチ派遣村も秋の連休に合わせて開催する。

主催者では「小さなことでもいいので、仕事や生活で悩んでいたら気軽に相談してほしい」と呼びかけている。
 問い合わせや電話相談は025-526-2709。急ぎの場合は080-3142-1325。

プチ派遣村in上越の会場は上越市栄町7-7民商会館 上越地区労連内。


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