日本酒配った梅谷守衆議院議員を刑事告発 公選法違反の疑い

 

新潟6区(現・新潟5区)選出の衆議院議員梅谷守氏が上越市内で有権者に日本酒を渡していた問題で2024年4月9日、糸魚川市の行政書士が公選法違反(寄附の禁止)の疑いで刑事告発した。

告発したのは、元糸魚川市議会議長で行政書士の倉又稔さん。梅谷氏が2023年7月頃から今年2月頃までに上越市内の町内会など5団体に対して合計6回、日本酒や現金を寄附したとして告発した。同日、弁護士を通じて新潟地検と県警捜査2課にそれぞれ告発状を提出した。

梅谷氏をめぐっては今年2月、選挙区内に日本酒を配っていることが上越タウンジャーナルなどの報道で明らかになった。報道各社が再三にわたり記者会見を要請しているが、梅谷氏は一度も会見していない。発覚から2か月近くになるが、地元で公式の場に姿を現していない。

倉又氏は「梅谷議員による違法寄附の全容解明が行われないまま、逃げ切りを許すのではないかとの危機感を覚え、刑事告発した」としている。

梅谷事務所は取材に対し、コメントしなかった。

梅谷氏が今年1月に上越市内の町内会に渡した日本酒(読者提供)

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