新生「JAえちご上越」発足  上越地域1JAに合併し辞令交付式

新潟県上越市のJAえちご上越と糸魚川市のJAひすいが2024年3月1日、合併し、新生「JAえちご上越」が発足した。上越市藤巻の本店で辞令交付式が行われ、幹部職員に辞令書が手渡された。

新生JAえちご上越本店で開かれた辞令交付式

新JAえちご上越は上越、妙高、糸魚川の上越地域3市をエリアとし、本店は旧えちご上越本店に置く。両JAは2018年にJAグループ県大会で決議された合併構想を受け、2019年から検討を進め、2023年10月の総代会で合併を決議した。組合員数は1月末現在で4万9836人で、県内3番目の規模。

人事異動の対象者は合併に伴い例年より多く、職員1185人のうち478人、実異動は459人となった。

幹部職員を前にあいさつする羽深経営管理委員会会長

式であいさつに立った羽深真一経営管理委員会会長は「いよいよ上越地域を一円とした新生えちご上越がスタートする。気持ちを新たに一日も早く両JAの融和を図って、地域農業の発展と組合員、利用者の期待に応えるため、それぞれの部署、立場で合併経営計画の達成に向けた取り組みをお願いしたい」と述べた。

職員を代表し岡田総合リスク管理部長が決意表明した

山岸雅行代表理事理事長が部長、次長の11人に辞令を交付した。職員を代表して総合リスク管理部の岡田明部長が「合併を機にさらなる地域農業の発展、持続可能な経営基盤の確立、組合員、利用者から信頼され選ばれ必要とされるJAの実現に向け、幹部職員は誰にも負けない熱意を持ち、自らが先頭となって難局を切り開いていく」と決意表明した。