「警察がやる」→「これ以上困難」 3セク不正受給実態解明で上越市長が記者会見発言訂正

新潟県上越市の中川幹太市長は2023年5月29日の定例記者会見で、同市の第3セクター「リフレ上越山里振興」による雇用調整助成金など約3915万円の不正受給の実態解明ついて、「警察がやること」と発言した。会見終了から約3時間半後、市は中川市長の発言を訂正する文書を発表した。

定例記者会見で発言する中川市長

不正受給が起きた原因を市として解明すべきではないかとする記者の質問に対し、中川市長は「それはわたしたちではなく別の行政機関、警察の方でやること」「それを見た上で判断する」と発言した。

会見後、市は「原因追及を警察にゆだねるような発言」だったとして、「(弁護士の調査で)不正受給は個人によるものであり会社ぐるみのものではないこと、また、雇用維持を目的としたこと以外の原因は分からないとのことであり、市としてはこれ以上の追及は困難なものと認識している」と訂正する文書を報道機関に配布した。

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