トキ鉄に白地に青色の新北陸色「TOKIトレイン」デビュー 国鉄色の観光急行から衣替え

新潟県上越市のえちごトキめき鉄道で、旧国鉄製車両を活用した観光急行をかつて北陸地域で親しまれた白地に青色の「新北陸色」に再塗装した「TOKIトレイン」が運行を開始した。2026年3月14日、直江津駅で出発式が行われ、衣替えした列車の姿を見ようと多くの鉄道ファンが訪れた。

白地に青色の新北陸色の「TOKIトレイン」

観光急行は製造から50年以上が経過した車両3両で、2021年に同社がJR西日本から購入し、赤色とクリーム色の国鉄急行色に塗り替え、同年7月から運行していた。

経年劣化で塗り替えが必要になったことから、約2か月間運休し、白地に青色のラインが入ったカラーリングが施された。新北陸色は平成の北陸本線を運行した普通列車の代表的なカラーリングだった。車内も平成の雰囲気を味わってもらおうと、中づり広告に新元号「平成」やサッカーJリーグ開幕などを伝える新聞記事や「同情するなら金をくれ」「だいじょうV」といった流行語などを掲示した。

車内には平成の新聞記事などを掲示

出発式であいさつした平井隆志社長は「TOKIにはトキ鉄のトキのほか、昭和に作られた車両が平成の衣装をまとい令和を駆け巡るという“時代”の意味も持たせた。新しいトキ鉄の作品だ」と述べた。

TOKIトレインを描いた手作りの手旗を振って出発を見送った市内の小学1年生の男児(6)は「奇麗だったし、かっこいい。乗ってみたい」と笑顔で話した。

大勢の鉄道ファンが集まった

3月中は運行開始記念のヘッドマークを装着して土曜・休日に直江津―市振間を運行し、4月以降は直江津―妙高高原間でも運行する。